インフィニオンがマイクロコントローラーの提供で目指すものはIoT市場への最高で最適なソリューションの提案である。トロンフォーラムの“The Real-time Operating System Nucleus”という“オープンでフリーなリアルタイムのOSを開発して組み込み機器のグローバルベースでの発展に大きく貢献する”という崇高な基本理念・方針を基礎として開発されたµT-Kernelと組み合わせることで、最適化、高機能化、またIoTシステム機器開発により進化した最適解を追求している。
インフィニオンはトロンフォーラムとの連携を強め、IoT市場への提案を拡充中である。その一環としてインフィニオンの産業用マイクロコントローラーラインナップ最新製品であるXMC7000ファミリーへのμT-Kernel 3.0のインプリメントも完了しており、リアルタイムOSを組み込んだ各種IoTシステム機器の開発に、インフィニオンの最新製品高性能マイクロコントローラーをご活用いただける状況となっている。
XMC7000ファミリーは、ファクトリーオートメーション、産業用ドライブ、ロボット、電力変換、照明制御、電気自動車(EV)充電、e-モビリティなどの高度な産業アプリケーション向けまた家電製品向けモーター/パワー制御や通信といったコア機能に対応した、XMCシリーズの最新ラインナップであり、二つのシリーズ(XMC7100とXMC7200)で構成されている。
インフィニオンのマイクロコントローラーのラインナップは今後ますます拡充予定である。GaN、SiCといったWBG製品との相互接続性、高性能および高信頼化を目指したもの、HMI機能をマルチにリアルタイムに音声および画像の処理を高速に行える性能を目指したものを続々リリースしていく予定だ。