ユーシーテクノロジ株式会社

ココシルは、観光者などの地域への来訪者や、その地域にお住まいの住民を対象とした、地域に関するさまざまな情報サービスを提供するための各種機能を装備したデジタルプラットフォームである。ここでは、ココシルを活用した観光・地域振興、地域住民向けサービス等、自治体における地域の特色を活かした独自の取り組みについてご紹介する。

デジタルスタンプラリー

ココシルのデジタルスタンプラリーでは、QRコードもしくはスマートフォンの位置情報(GPS)を利用してスタンプを取得する。また、スタンプラリー開始時に、利用者の属性情報や簡単なアンケートを収集したり、規定のスタンプを集めると懸賞に応募したりするための機能も合わせて提供している。

こうした機能を活用した、自治体におけるデジタルスタンプラリーの導入事例を二件紹介する。

上天草デジタルお食事券

ココシルでは、QRコードを読み取ってキャッシュレス決済ができる「地域ポイント」機能を提供している。熊本県上天草市では、この機能を活用して、感染症等で大きな影響を受けた飲食店を応援することを目的に「上天草デジタルお食事券」を導入し、2023年10月1日から2024年2月29日の期間、本サービスを運用している。

狛江市「医療・介護・地域資源マップ」

東京都狛江市における「地域包括ケアシステム」の取り組みの一環として、ココシルを活用した「医療・介護・地域資源マップ」を導入についてご紹介する。

グリーンスローモビリティ(MaaS)

狛江市では、11月15日から11月22日の期間に、高齢化等による地域の公共交通の課題の解消や、多摩川周辺エリアの賑わい創出に向けて、次世代モビリティ(移動ツール)の導入可能性の検討を進めるため、グリーンスローモビリティの実証運行を行った。また、グリーンスローモビリティの実証運行にあわせて多摩川や西河原公園の利用者の飲食ニーズを把握するためのキッチンカーイベントと、ローカルツーリズム(地域観光)の視点から、多摩川エリアに点在する歴史・文化遺産に触れてもらうためのデジタルスタンプラリーを実施した。

ココシルでは、地方創生デジタルプラットフォームとして備えている、来訪者向け、地域住民向けの各種サービスを活用して、各地域・自治体の課題解決、施策の推進を支援していきたいと考えている。


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