開催報告
2O22 TRON Symposium -TRONSHOW- 開催報告

開催概要 出展者 講演・セッション TEPS
2O22 TRON Symposiumのご紹介

TRONプロジェクトは、1984年から「オープンアーキテクチャ」の哲学に基づき開発された組込みリアルタイムOS、TRONの開発・普及を40年近く世界レベルで行っているプロジェクトです。TRONプロジェクトでは、組込みシステムだけでなく、政府や自治体、公共交通機関などが保有するデータをオープンにして利活用する「オープンデータ」、メーカーやサービス提供者間の垣根を越えて利便性の高いサービスを生み出す「オープンIoT」を実現するための「オープンAPI」など、多くの領域に「オープン」の範囲を広げ続けています。様々なオープンデータ連携の応用などの各プロジェクトの具体的な取り組みの現状、そして、次の10年を見据えてAPN(All Photonics Network)の応用普及を目指し、IOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)に関する活動などを多数紹介します。
今年も、IEEE Consumer Technology Society の技術協賛を受け、組込みシステム、IoT、AI、オープンデータなどの最先端の各社展示・研究発表を行います。

オープンIoTシステム
IoTを実現するための組込みシステムやクラウドシステムを各社が展示。組込みシステムに必要なRTOS(µT-Kernelなど)、ミドルウェア、開発環境、応用事例、さらに、オープンIoTを実現するためのセンサーノードやネットワーク制御システムをはじめとし、それらの応用適用事例やビジネス事例を展示します。
IoTエッジノード向け開発環境
µT-Kernel 3.0は、IEEE(米国電気電子学会)の定めるIoTエッジノード向け世界標準OSの仕様「IEEE 2050-2018」に完全準拠しているRTOS仕様です。µT-Kernel 3.0の詳細仕様やトロンフォーラムのRTOSのロードマップ、搭載製品などを紹介します。IoTエッジノードに最適なRTOSとして、Open IoT環境下でのサービス連携や高度なアクセスコントロールを実現するために開発を進めている「IoT-Aggregator」などについてもご紹介します。
応用アプリケーション紹介
TRONプロジェクトでは、応用アプリケーションのプラットフォーム構築も行っています。オープンデータ連携の応用としての公共交通オープンデータ協議会(ODPT)、サービス間連携の基盤となるパーソナルデータストア(PDS)を実現する一般社団法人IoTサービス連携協議会(AIoTS)、デジタル時代の理想的な住まいのプラットフォームを確立するOpen Smart UR研究会、地方のDX実現のための一般社団法人デジタル地方創生推進機構(VLED)、INIADのリスキリング教育プログラム、一般社団法人AIデータ活用コンソーシアムなどと連携してプロジェクトを紹介します。
[参加無料] 組込みセミナー教室

TRONSHOW開催期間中、毎日以下の2種類の組込みセミナーを実施します。各回とも座学形式で30分です。参加希望者は、当日、TRONSHOW会場内トロンフォーラムブース受付で整理券をお受け取りください。(本セミナーの事前予約は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。)

■セミナー1「μT-Kernel 3.0のすべて」
μT-Kernel 3.0の特徴、開発方法、その他の各種情報を、開発をすすめるトロンフォーラムT3 WGのメンバーから解説し、最新の情報を紹介します。

■セミナー2「マイコンボードでμT-Kernel 3.0を使おう」
マイコンボードでμT-Kernel 3.0を使用する方法を解説します。μT-Kernel 3.0 BSP(Board Support Package)を使用することにより、マイコンボードでセンサーなど制御することも簡単にできます。

海外/政府・自治体パビリオン
TRONプロジェクトと連携した国内外の団体の活動や、政府及び東京都の取り組みを紹介します。

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