TRONプロジェクトは、1984年から「オープンアーキテクチャ」の哲学に基づき開発された組込みリアルタイムOS、TRONの開発・普及を40年近く世界レベルで行っているプロジェクトです。TRONプロジェクトでは、組込みシステムだけでなく、政府や自治体、公共交通機関などが保有するデータをオープンにして利活用する「オープンデータ」、メーカーやサービス提供者間の垣根を越えて利便性の高いサービスを生み出す「オープンIoT」を実現するための「オープンAPI」など、多くの領域に「オープン」の範囲を広げ続けています。様々なオープンデータ連携の応用などの各プロジェクトの具体的な取り組みの現状、そして、次の10年を見据えてAPN(All Photonics Network)の応用普及を目指し、IOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)に関する活動などを多数紹介します。
今年も、IEEE Consumer Technology Society の技術協賛を受け、組込みシステム、IoT、AI、オープンデータなどの最先端の各社展示・研究発表を行います。
TRONSHOW開催期間中、毎日以下の2種類の組込みセミナーを実施します。各回とも座学形式で30分です。参加希望者は、当日、TRONSHOW会場内トロンフォーラムブース受付で整理券をお受け取りください。(本セミナーの事前予約は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。)
■セミナー1「μT-Kernel 3.0のすべて」
μT-Kernel 3.0の特徴、開発方法、その他の各種情報を、開発をすすめるトロンフォーラムT3 WGのメンバーから解説し、最新の情報を紹介します。
■セミナー2「マイコンボードでμT-Kernel 3.0を使おう」
マイコンボードでμT-Kernel 3.0を使用する方法を解説します。μT-Kernel 3.0 BSP(Board Support Package)を使用することにより、マイコンボードでセンサーなど制御することも簡単にできます。